研究課題
基盤研究(C)
非アルコール性脂肪肝炎(NASH)の病態進展には肝の自然免疫系が深く関与していることが注目されている。本研究で私たちは、メタボリックシンドロームモデル動物であるKK-Ayマウスで肝NKT細胞の減少と機能低下が認められることを見出した。また、NKT細胞の成熟分化に必須であるCD1d分子の欠損により肝NKT細胞が完全に枯渇しているCD1dノックアウト(KO)マウスでは、チオアセタミド投与で生じる肝線維化が著明に抑制されることを明らかにした。さらに、NK1.1抗体によるNK細胞およびNKT細胞枯渇条件下では70%部分肝切除後の肝再生機転が抑制されることが判明した。以上の結果より、脂肪性肝炎の発症および肝組織損傷修復・線維化進展の過程では、NKT細胞を主軸とした自然免疫系細胞が肝内サイトカイン発現調節などを介して極めて重要な役割を演じているものと考えられた。
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