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2011 年度 実績報告書

新規造影剤ソナゾイドを用いた膵腫瘍の造影超音波内視鏡診断の開発

研究課題

研究課題/領域番号 21590881
研究機関横浜市立大学

研究代表者

杉森 一哉  横浜市立大学, 市民総合医療センター, 助教 (20448666)

研究分担者 沼田 和司  横浜市立大学, 市民総合医療センター, 准教授 (50237799)
金子 卓  横浜市立大学, 市民総合医療センター, 助教 (70588152)
キーワード臨床 / 画像診断 / 超音波内視鏡 / 超音波造影剤
研究概要

ソナゾイドは粒径2.3~2.9ミクロンの気泡で、超音波信号は空気に反射するため、ソナゾイドを注入した血管は通常の血管に比べ、反射波の輝度が高くなる。その結果、血流信号が増強されるとともに、腫瘍への流入血管の特定や腫瘍全体の組織染影が可能になる。その超音波造影剤を高感度に超音波造影剤を検出できるExtended pure harmonic detection modeを搭載したアロカ社制超音波観測装置Prosound α-10を平成21年9月に導入し、平成21年9月16日より平成24年3月31日までに膵疾患を対象とする造影超音波内視鏡検査を計150例(平成21年度:60例、平成22年度:90例,平成23年度:120例)施行した。そのうち、本研究の解析対象となった膵癌、腫瘤形成性膵炎、内分泌腫瘍、転移性膵腫瘍等の膵充実性腫瘍は133例であった。これら対象の造影バターンと組織学的確定診断を対比した結果、造影超音波内視鏡検査による膵癌と他の膵腫瘍の鑑別診断能は感度94%、特異度:89%、正診率92%と良好な結果であった。以上の結果を2011年10月に福岡市で開催されたJDDW2011で「膵腫瘍性病変における造影EUSの検討」として報告した。さらに、統計学的解析を加えた内容を第83回日本内視鏡学会総会(平成24年5月東京都にて開催)および日本超音波医学会第85回学術集会(平成24年5月東京都にて開催)で報告予定である。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2011

すべて 学会発表 (1件)

  • [学会発表] 膵腫瘍性病変における造影EUSの検討2011

    • 著者名/発表者名
      杉森一哉
    • 学会等名
      JDDW2011
    • 発表場所
      福岡
    • 年月日
      20111000

URL: 

公開日: 2013-06-26  

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