研究課題/領域番号 |
21590905
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研究機関 | 鹿児島大学 |
研究代表者 |
濱崎 秀一 鹿児島大学, 医歯学総合研究科, 准教授 (10315434)
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研究分担者 |
鄭 忠和 鹿児島大学, 医歯学総合研究科, 教授 (10163891)
片岡 哲郎 鹿児島大学, 医学部・歯学部附属病院, 助教 (70457662)
石田 実雅 鹿児島大学, 医学部・歯学部附属病院, 講師 (30444889)
折原 弘治 鹿児島大学, 医歯学総合研究科, 特任助教 (90457664)
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キーワード | 拡張型心筋症 / 心筋炎 / トールライクレセプター / 末梢血単球 / CD64 |
研究概要 |
拡張型心筋症患者の約20%が慢性心筋炎から拡張型心筋症に至ったinflammatory cardiomyopathy(DCMi)患者であるとされ、この病態を特異的に高感度でとらえ、さらにその病状の進行をモニタリングできる有用な血液マーカーの開発を行なうことが本研究の目標であるが、さらにその血液マーカーの一つの候補としてToll-like receptor2がその条件をみたしているか否かを検証することが本研究の目的である。そして最終的には、感染性炎症と拡張型心筋症との関連性を明らかにし、抗炎症作用によって、拡張型心筋症への移行を抑止できる可能性を検討することが最終目的である。 拡張型心筋症疑いあるいは左室機能不全症の患者計20名において冠動脈造影を行い、虚血性心筋症の鑑別を行い、心エコー検査で形態学的に、またANP, BNP, TNF-alphaなどのマーカーにより心不全の有無を血液学的に検討した。そして拡張型心筋症と他の二次性心筋症の患者の特定を行った。 心筋生検の同意が得られた患者の心筋生検組織を行い、Dallas分類に従って、炎症細胞(単球、リンパ球)の浸潤の有無と繊維化の程度を検討した。末梢循環血を採取し、我々が独自に開発した普遍性に優れた測定系(特願2006-332671)により単球上TLR2発現量変化の測定を行った。心筋組織の炎症程度とTLR2発現量ならびに炎症マーカーとなるCD64(Fcγレセプター)発現量との関連性について検討を進めている段階である。
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