研究課題
基盤研究(C)
私達は、心臓において腫瘍抑制因子p53が虚血状態や高血糖状態で誘導され、その下流標的であるSCO2(Synthesis of cytochrome c oxidase 2), TIGAR(TP53-induced glycolysis and apoptosis regulator)を介して心筋の脂肪酸代謝亢進(Circ Heart Fail 2012)、解糖系代謝抑制(Am J Physiol Heart Circ Physiol. 2010)、ミトファジー抑制による梗塞後リモデリング進行を来すこと(J Mol Cell Cardiol. 2012)を証明した。またp53やTIGARの欠損したマウスでは、オートファジーが亢進し異常ミトコンドリアの除去により、心筋梗塞後の心不全悪化が認められないことを証明し、SCO2欠損マウスのヘテロマウスでは、糖尿病による心筋症が認められなかった。これらの成果は、心筋代謝制御による新たな心不全治療の開発に繋がる。
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J Mol Cell Cardiol
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Circ Heart Fail
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Am J Physiol Heart Circ Physiol
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http://www.f.kpu-m.ac.jp/k/med2/group/cardio/kenkyu-01.html