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2010 年度 実績報告書

脳ー心臓軸による心筋再生と治療;心筋内アディポネクチン発現誘導との関連

研究課題

研究課題/領域番号 21590941
研究機関金沢医科大学

研究代表者

神田 享勉  金沢医科大学, 医学部, 教授 (40261838)

キーワードアディポネクチン / 心臓 / 脳 / サイトカイン / BDFN / 肥満
研究概要

目的;アディポネクチンは脂肪細胞から分泌され、抗動脈硬化作用、抗炎症作用を持つサイトカインである。アディポネクチンが、心筋障害時に心筋内に発現するか否かを解析し、その役割を解明する。
結果;アディポネクチンが、心筋障害時に心筋内に多量に発現し、かつ発現の誘導と共に心筋肥大抑制や線維化抑制作用を示す結果を見い出した。また、肥満において食事制限が心筋内アディポネクチン発現を誘導し、心筋障害が改善した。また、肥満時の食事制限で、中枢神経、特に海馬に多く発現しているBDFNが亢進し心筋アディポネクチン発現とが正相関して増加し、脳と心臓との密接な関連を見出した。心筋アディポネクチンは、肥満治療時に、中枢の関与があり、心筋リモデリング誘導をコントロールしているメカニズムを解明できた。
将来への重要性;心不全治療薬の開発として、脂肪由来のアディポネクチンが有効であることが明らかとなった。今後薬剤としてのアディポネクチンが開発される可能性は高くなるであろう。臨床試験などで協力したい。

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2011 2010

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件) 学会発表 (1件)

  • [雑誌論文] The effects of a PPARα agonist on myocardial damage in abese diabetic mice with heart failure2010

    • 著者名/発表者名
      Rui Chen
    • 雑誌名

      Int Heart J

      巻: 51 ページ: 199-206

    • 査読あり
  • [学会発表] Food Restriction improves cardiac Expression of BDFN and Physical Activity2011

    • 著者名/発表者名
      神田享勉
    • 学会等名
      Keystone Symposia Meetings
    • 発表場所
      米国コロラド州キーストン
    • 年月日
      2011-01-14

URL: 

公開日: 2012-07-19  

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