研究課題/領域番号 |
21590959
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
循環器内科学
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研究機関 | 兵庫医科大学 |
研究代表者 |
辻野 健 兵庫医科大学, 医学部, 非常勤講師 (90283887)
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研究分担者 |
増山 理 兵庫医科大学, 医学部, 教授 (70273670)
川端 正明 兵庫医科大学, 医学部, 非常勤講師 (70411999)
内藤 由朗 兵庫医科大学, 医学部, 講師 (10446049)
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研究期間 (年度) |
2009 – 2011
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キーワード | メタボリックシンドローム / 鉄代謝 / 多血症 / インスリン抵抗性 / 高血圧 |
研究概要 |
肥満者にはしばしば多血症や貯蔵鉄の増加がみられる。鉄は遷移金属でありその過剰状態はフリーラジカルの産生を促進する。酸化ストレスは糖尿病性腎症の発症に重要な役割を果たしている。我々は鉄制限が2型糖尿病モデルラットであるOtsuka Long-Evans Tokushima Fatty Rat(OLETF)の糖尿病性腎症発症に及ぼす影響を検討した。高食塩高脂肪食を与えられたOLETFにおいて、鉄制限は血圧を低下させ、尿蛋白を減少させ、糸球体障害を軽減させた。その機序としては、腎臓における酸化ストレスを軽減することにより腎の低酸素状態を改善させること、腎臓内レニン・アンジオテンシン系を抑制することが考えられた。鉄制限は糖尿病性腎症予防の新たなる手法となるかもしれない。
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