研究課題
炎症性サイトカインの調節、DNA修復、増殖といった様々な細胞機能の変化は、いわゆるエピジェネティクスと呼ばれるDNAの翻訳後修飾によりもたらされている。肺におけるmiRNAに関する既存の報告はごく限られている。よって、本研究をこれらのLCMを用いたジェネティクス研究成果のエピジェネティクスへの発展的展開として位置づける。本年度は、喫煙暴露後とコントロールマウスとの間で細気管支上皮におけるmiRNAをマイクロアレイ上で網羅的にスクリーニングすることを目的とした。C57BL/6マウスに喫煙暴露モデルを作成する。laser capture microdissection(LCM)法を用いて顕微鏡下に細気管支上皮細胞を選択的に採取した。長さ200塩基以下のRNAを濃縮したsmall RNAの画分として回収できるように開発されたmirVana? miRNA Isolatiom Kit(Ambion社)を用いた。miRNAはendonucleaseによるプロセッシングの結果保存された部分を有している。マウスの既知miRNAの数が比較的少ないことにより、すべてのmiRNAを理想的にアレイというプラットフォーム上で拾い上げることができ、既存のバイオインフォーマティクスのデータベースの中に取り込んで解析を行った。
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