研究課題
基盤研究(C)
成人喘息の半数以上を占める非アトピー型喘息で、なぜ気管支収縮が生じるのかについて研究した。IgE抗体のない非アトピー型喘息においても、ダニ、真菌抗原に応答したT細胞レベルの応答が生じる症例がみつかった。これらのアレルゲンに対してIL-5産生が誘導される症例では、吸入チャレンジ後、即時型喘息反応は生じないが、遅発型喘息反応が惹起された。本喘息反応のメカニズムを解明する目的に、抗原特異的T細胞クローンを樹立し、固相化CD3抗体で活性化した上清中に含まれるサイトカインを測定した。ヒト培養気管支平滑筋細胞封入ゲルを用いた平滑筋収縮アッセイ系を樹立し、本T細胞クローン培養上清に含まれる平滑筋収縮活性を解析した。その結果、ヒトT細胞は気管支平滑筋収縮活性を産生することが証明された。
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