研究概要 |
肺癌患者のcirculating tumor cells (CTC)は術後再発の予測因子と成り得るか?を解析し、さらに術後アジュバント治療のオーダーメード化を目指して研究を進めている。 前年度に実施したCirculating tumor cell高感度検出法の確立のための、EpCAM、抗cytokeratin抗体を含めた単離及び最も感度を高められるビーズ等の条件設定を用いて、肺癌患者におけるCTC定量を試みた。正常白血球細胞とPC9との混合比率は約1/100000まで高められたが、進行期肺癌の末梢血検体での検出率は3%,術後肺癌での検討では検出されなかった。さらなる検出感度の向上のため、現在条件設定を再検討している。またAllele specific PCR、Real time PCRを用いてERCC gene family、β-Tubulin、RRM1の検討についても同様に進めている。
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