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2011 年度 実績報告書

HAI-1Bによる血圧・ナトリウム代謝制御の分子基盤の解明及び高血圧治療への応用

研究課題

研究課題/領域番号 21591057
研究機関熊本大学

研究代表者

實吉 拓  熊本大学, 大学院・生命科学研究部, 助教 (80398205)

研究分担者 冨田 公夫  熊本大学, 大学院・生命科学研究部, 教授 (40114772)
キーワードプロスタシン / HAI1-B / 上皮型Naチャネル / 高血圧
研究概要

HAI-1Bは肝細胞増殖因子活性化因子に対する阻害因子であり、セリンプロテアーゼインヒビターである。HAI-1Bはプロスタシンと共に臓器で発現し、プロスタシン活性の制御に関わっていることを強く示唆されている。また、プロスタシンによるENaCの活性化機構を介してNa代謝調節、高血圧の発症にHAI-1B-が関わろている可能性が非常に高いことも示されている。そこで、生体内においてHAI-1BがNa、代謝調節、高血圧に関わっていることを証明し、さらにHAI-1Bリコンビナント蛋白を高血圧発症モデル動物に投与することにより高血圧の治療に応用することが本研究の目的である。
本研究では、平成21年度にHAI-1BのcDNAをマウス集合尿細管細胞へ発現させ、電気生理学的な手法により上皮型ナトリウムチャネル(ENaC)によるナトリウム電流が低下することを証明した。平成23年度にな、HAI-1Bの腎集合尿細管特異的ノックアウトマウスを作製して予定であったが、未だ成功していない。また、HAI-1B cDNAをカイコ蛋白産生系により発現させ、カイコ体液から各種クロマトグラフィーを使用して、HAI-1Bリコンビナント蛋白精製を行った。

  • 研究成果

    (4件)

すべて 2011

すべて 学会発表 (4件)

  • [学会発表] A synthetic serine protease inhibitor Camostat Mesilate attenuates renal interstitial fibrosis in rats2011

    • 著者名/発表者名
      森永潤、實吉拓、冨田公夫(他9名)
    • 学会等名
      アメリカ腎臓学会Kidney Week 2011
    • 発表場所
      ペンシルベニアコンベンションセンタ(フィラデルフィア,米国)
    • 年月日
      2011-10-11
  • [学会発表] A synthetic serine protease inhibitor Camostat Mesilate inhibited the proteolytic activation of gENaC in the kidney of the aldosterone-induced rats2011

    • 著者名/発表者名
      柿添豊、實吉拓、冨田公夫(他9名)
    • 学会等名
      アメリカ腎臓学会Kidney Week 2011
    • 発表場所
      ペンシルベニアコンベンションセンタ(フィラデルフィア,米国)
    • 年月日
      2011-10-10
  • [学会発表] 片側尿細管結紮モデル(UUO)ラットにおけるメシル酸カモスタッドの効果2011

    • 著者名/発表者名
      森永潤
    • 学会等名
      第54回日本腎臓学会学術総会
    • 発表場所
      パシフィコ横浜(神奈川県)
    • 年月日
      2011-06-15
  • [学会発表] アルドステロンによる上皮型Naチャネル活性化におけるセリンプロテアーゼ阻害薬の効果2011

    • 著者名/発表者名
      柿添豊
    • 学会等名
      第54回日本腎臓学会学術総会
    • 発表場所
      パシフィコ横浜(神奈川県)
    • 年月日
      2011-06-15

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公開日: 2013-06-26  

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