研究課題
基盤研究(C)
腹膜透析液による腹膜障害を軽減する薬剤としてピリドキサミンの効果を評価する研究を行っている。腎不全ラットに腹膜透析液を繰り返し腹膜透析液を注入し腹膜障害を起こしたモデルラットにピリドキサミン内服投与を行ったが、腹膜障害の程度が軽微すぎるなどの理由で十分に効果を証明することができなかった。現在、腹膜障害を起こすメチルグリオキサールをより多く透析液に追加する、ピリドキサミンの内服量を増量するなどして再実験を行っている。少人数の腹膜透析患者に対するピリドキサミンの薬物動態の検討も行ったが、ピリドキサミン内服後血中、次いで腹腔内のピリドキサミン血中濃度が上昇することを確認できた。
すべて 2011
すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件)
Am J Kidney Dis
巻: 57(3) ページ: 422-431