研究課題
基盤研究(C)
本研究は、脊髄小脳失調症31型(SCA31)について、その治療薬開発を目指した基礎的研究を主にモデル動物を用いて研究する目的で、まずモデル動物を作製した。方法は、当該遺伝子変異を同定する課程で完成させたヒト16番染色体長腕領域を有するBAC(bacterial artificial chromosome)を用いて、マウス受精卵に導入した。遺伝子導入されたマウスを選定し、交配により9つのラインを樹立した。3年間の研究期間内に多くは安定してラインが確立し、行動解析まで果たせた。検索できた範囲では確かにヒトSCA31の責任遺伝子変異がマウス脳内で発現していた。本研究はSCA31の最初のモデルマウス作製を果たし、大きな成果が上がった。
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