研究課題
平成25年度は、1回目のデータ解析および、2回目(3年後)のデータ収集をおこなった。1回目の登録者は220人(男性118人、女性102人)で平均年齢は56.1±8.3歳であった。そのうち高血圧症を有するものは78人であった。高分解能MRIを全例で施行、大脳白質および基底核の線状高信号をT2強調画像で描出した。大脳白質線状高信号病変は一側上部放線冠レベルで9.8±5.6、大脳基底核線状高信号病変は一側MCAの1スライス後方レベルで3.2±1.2であった。全脳体積(cm3)は1384±185、全白質体積は724±118、全灰白質体積は659±87であった。微小出血の評価目的でT2*強調画像を撮像した。認知機能検査を全例に施行しミニメンタルテストは平均29.1点、前頭葉機能検査が平均16.6、Zung抑うつ尺度は平均34.7点、やる気スコアは平均9.4点であった。全例からバイオマーカー測定用に血清を収集した。全例から脳ドックの結果を取得した。2回目のデータ収集は、91人(男性56人、女性35人)に施行した。平均年齢は56.5±8.6歳で、平均間隔は3.0±0.2年であった。高血圧症を有するものは33人であった。高分解能MRIを全例で施行。大脳白質線状高信号病変は11.0±3.7、大脳基底核線状高信号病変は3.9±1.4であった。全脳体積(cm3)は1294±123、全白質体積は650±880、全灰白質体積は643±68であった。全例にT2*強調画像を撮像した。認知機能検査ではミニメンタルテストが平均28.8点、前頭葉機能検査が平均16.6、Zung抑うつ尺度は平均34.0点、やる気スコアは平均9.4点であった。1回目と同様、全例からバイオマーカー測定用に血清を収集し、全例から脳ドックの結果を取得した。
25年度が最終年度であるため、記入しない。
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