研究課題
基盤研究(C)
103人が追跡調査に登録された。45人が高血圧を有していた。大脳白質線状高信号病変(WM-LH)は脳体積と負の相関をラクナ梗塞(無症候性)の数と正の相関を認めた。大脳基底核高信号病変(BG-LH)はラクナ梗塞の数に有意な相関を認めた。一方これら線状高信号病変と精神機能検査成績とに相関を認めなかった。以上から、WM-LHおよびBG-LHは加齢または脳萎縮と関連することが示唆された。無症候性の脳梗塞は有症候性脳梗塞の発症および認知機能低下と関連することから、2つの線状高信号病変は潜在的に臨床的重要性を有していると考えられた。今後、残血清によるバイオマーカー値を含めて多変量解析をおこなう計画である。
すべて 2014 2013
すべて 雑誌論文 (3件) (うち査読あり 2件) 学会発表 (4件) 図書 (1件)
PLoS One
巻: 8(8) ページ: e68319
10.1371/journal.pone.0068319
BMC Res Notes
巻: 6 ページ: 157
Thromb Haemost
巻: 109 ページ: 696-705
10.1160/TH12-09-0654