研究概要 |
1.前年度に同定した新規インスリン作用・インスリン分泌関連遺伝子群の発現増強系・発現抑制系を構築するために各々の過剰発現ベクターとsiRNA発現ベクターを作成する。候補遺伝子としては、Cytochrome P450, SOCS-2/3, IRS-2, NFAT c-1, c-4, 5, Adrenergic receptor β1, ARNT2, camitine palmitoyltransferase 1a, camitine palmitoyltransferase 2, methylmalonyl-CoA mutase, SOD1/2 Janus kinase 3, AMPK α2, AMPK β1, AMPK γ3, PPAR α, PPAR δ, PGC-1α, Calcineurinを考えている。 2.HepG2(肝臓)・L6(筋肉)・3T3-L1(脂肪細胞)およびMIN6(膵臓β細胞)の細胞系に上記過剰発現ベクターもしくはsiRNA発現ベクターをトランスフェクションする。 3.HepG2・L6・3T3-L1においてはインスリン作用関連分子のシグナル伝達経路を、MIN6においてはインスリン分泌能・インスリン生合成・PDX-1などの重要な転写因子の発現などを検討する。 4.細胞レベルで有効性が確認された遺伝子群の過剰発現ベクターもしくはsiRNA発現ベクターをin vivo JET PEIシステムを用いて腹腔内に投与する。
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