研究課題
基盤研究(C)
本研究では、サーチュイン1(SIRT1)に着目して、尿細管障害におけるミトコンドリア異常が酸化ストレス・炎症・アポトーシスを介して老化腎症および糖尿病腎症の成因となっているとの仮説のもと、その意義と制御手段を、糖尿病マウスおよびカロリー制限マウスを用いて解明した。(1)老化腎症が、カロリー制限によるSIRT1の維持がオートファジー機構を維持してミトコンドリア形態の変異と腎障害を改選すること、(2)レスベラトロールは腎ではサーチュイン非依存性に抗酸化作用を介して腎保護を発揮すること、(3)カロリー制限によって、糖尿病肥満ラットの腎障害がSIRT1-オートファジー機構の維持によるミトコンドリア形態の正常化により改善することを見い出した。
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