研究課題
1) 遺伝子改変マウスの系統維持RCAN2遺伝子欠損(KO)マウスをC57BL/6J系統へのもどし交配して樹立したコンジェニック系統を兄妹交配によって維持した.戻し交配世代10ないし11(N10 or 11)のF2、F3世代を行動学的解析に供した.また、系統の維持・管理と遺伝資源としての利用を進めるために、理化学研究所バイオリソースセンターへの寄託のための準備を進めている2) 行動学的解析KOマウスの行動学的特徴を検討するために、高架式十字迷路試験、Y字迷路試験、強制水泳試験、恐怖条件付け学習試験を行った.KOマウスとヘテロ型マウスの間には優位な差は認められなかった.したがって、これら試験で見積もられる情動行動や学習能力に差はないものと考えた3) 生化学的解析RCAN2遺伝子過剰発現(TG)マウスの脳におけるカルシニューリン活性を測定する予定であったが、研究協力者である宮川教授からのサンプルの供与が受けられなかったために、測定できなかった
すべて 2011
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Plos One
巻: 6
Journal of Neurochemistry
巻: 30 ページ: 5702-5712