• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2011 年度 実績報告書

精神機能に及ぼす甲状腺ホルモン作用におけるRCAN/カルシニューリン系の役割

研究課題

研究課題/領域番号 21591173
研究機関名古屋大学

研究代表者

加納 安彦  名古屋大学, 環境医学研究科, 助教 (50252292)

研究分担者 溝口 博之  名古屋大学, 環境医学研究所, 助教 (70402568)
キーワード神経科学 / 脳・神経 / 遺伝子 / タンパク質
研究概要

1)遺伝子改変マウスの系統維持
RCAN2遺伝子欠損(KO)マウスをC57BL/6J系統へのもどし交配して樹立したコンジェニック系統を兄妹交配によって維持した.戻し交配世代11(N10r11)のF4世代を解析に供した.また、系統の維持・管理と遺伝資源としての利用を進めるとともに、網羅的な解析を実施するために理化学研究所バイオリソースセンターへ寄託した.
2)行動的解析
自発性活動能力や学習・記憶機能、情報処理能力について検討して、独自にRCAN2遺伝子改変マウスの特徴を明らかにする予定であったが、行動学的な特徴の他、生化学的な性質も含めてRCAN2KOマウスに関する網羅的な解析を実施するために、理化学研究所バイオリソースセンターが実施する「日本マウスクリニック」による解析を実施中である.
3)形態学的解析
RCAN2遺伝子改変マウスの成獣脳で比較・検討するために、ニューロンのマーカータンパクであるTuJについて検討したが違いは見いだせなかった.現在、発生過程における解析を進めるために準備中である.

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

3: やや遅れている

理由

行動学的な特徴を明らかにする予定であったが、生化学的な性質など、RCAN2KOマウスに関する網羅的な解析を「日本マウスクリニック」に依頼し、進行中であり、結果が得られていない.

今後の研究の推進方策

理化学研究所バイオリソースセンターが実施する「日本マウスクリニック」によって網羅的な解析を実施中であり、この結果が得られ次第、より詳細な行動学的な検討を行う.また、発生過程における解析に焦点を絞って実験を行う.

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2011

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件)

  • [雑誌論文] Influence of dietary iodine deficiency on the thyroid gland in Slc26a4-null mutant mice2011

    • 著者名/発表者名
      Iwata T., Yoshida T., Teranishi M., Murata Y., Hayashi Y., Kanou Y., Griffith AJ., Nakashima T.
    • 雑誌名

      Thyroid Research

      巻: 4 ページ: 10-15

    • DOI

      Doi:10.1186/1756-6614-4-10

    • 査読あり

URL: 

公開日: 2013-06-26  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi