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2012 年度 実績報告書

精神機能に及ぼす甲状腺ホルモン作用におけるRCAN/カルシニューリン系の役割

研究課題

研究課題/領域番号 21591173
研究機関名古屋大学

研究代表者

加納 安彦  名古屋大学, 環境医学研究所, 助教 (50252292)

研究分担者 溝口 博之  名古屋大学, 環境医学研究所, 助教 (70402568)
研究期間 (年度) 2009-04-01 – 2013-03-31
キーワード神経科学 / 脳・神経 / 遺伝子 / タンパク質
研究概要

1)遺伝子改変マウスの系統維持:RCAN2 遺伝子欠損(KO)マウスをC57BL/6J系統へのもどし交配して樹立したコンジェニック系統を兄妹交配によって維持し、戻し交配世代11のF8~11世代を解析に供した.今年度は、発生過程での影響を検討するために、ヘテロの雌雄同士の交配、または、ホモの雌雄どうしの交配は、野生型の雌雄どうしによる交配を行い、得られた胎児または産仔を解析に供した.ホモ雌雄から得られる産仔数あるいは妊娠(着床)数は野生型雌雄から得られるよりも少ないことがあったが、検討数が少なく統計的な有意差を得られるには至らなかった.
2)行動的解析:KOマウスの行動学的特徴を検討するために、高架式十字迷路試験、Y字迷路試験、強制水泳試験、恐怖条件付け学習試験を行った.KOマウスとヘテロ型マウスの間には優位な差は認められなかった.RCAN2KOマウスに関する行動学的な特性、ならびに生化学的な特徴を網羅的な解析を実施するために、前年度から引き続き理化学研究所バイオリソースセンターが実施する「日本マウスクリニック」による解析を実施した.解析に時間がかかり、24年度中に終了しなかったため結果を記載できないが、今後継続していく予定である.
3)形態学的解析:RCAN2 遺伝子改変マウスの発生過程における神経系、特に脳の形態学的な解析を行った.ヘテロの雌雄の交配によって得られた胎生9.5日以降の胎児の嚢の発達状態を比較・検討したが形態学的な差は見いだせなかった.ニューロンのマーカーであるTuJ抗体による免疫組織学的検索を行ったが、差異は見いだせなかった.したがって、RCAN2遺伝子欠損は脳の形態学的な発生に影響はないと考えられる.

現在までの達成度 (区分)
理由

24年度が最終年度であるため、記入しない。

今後の研究の推進方策

24年度が最終年度であるため、記入しない。

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公開日: 2014-07-24  

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