研究課題
基盤研究(C)
microRNAは、蛋白に翻訳されない、non codingのregulatory miRNAである。我々はこの小分子RNAが造血器腫瘍でどのように働いているのかを探索してきた。特に、責任遺伝子が明らかでないNK/T細胞リンパ腫を中心に、microRNAの網羅的解析を行ってmiR-21とmiR-155の過剰発現ならびにmiR-150の発現低下を見いだした。miR-21はPTENをmiR-155はSHIP1をdownregulationさせることによってAKTの活性化を来すことを明らかにした。また、miR-150の発現低下によってAKT2の発現上昇が来され細胞の不死化に関与することを明らかにした。これらの成果はそれぞれblood誌、leukemia誌に報告した。また、B細胞リンパ腫ではmiR-17と-92の発現上昇を来すことが多いが、miR-17とmiR-20がp21を制御していることも明らかにし、blood誌に報告している。
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Leukemia
巻: 25 ページ: 1324-34
Rinsho Ketsueki
巻: 52 ページ: 263-71
Blood
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巻: (in press)