研究課題
基盤研究(C)
治療抵抗性のNK細胞リンパ腫にも有効であるL-asparaginase(L-ASP)の2つの新しい作用機序を明らかにした。1つめとしてL-ASPはeIF4Eをはじめとする翻訳開始因子を著明に減少させて、MYC、BCL-2、eIF4E自体など腫瘍の増殖、アポトーシス抑制に必要な蛋白質の翻訳を阻害した。2つめとしてL-ASPはグルタミン欠乏を介してTCAサイクルの枯渇・機能不全を起こし、最終的にアポトーシスを引き起こした。この結果から急性リンパ性白血病を含めたリンパ系腫瘍のグルタミン依存性、TCAサイクルのアポトーシス抑制における中心的な役割が明らかとなった。
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