研究課題
基盤研究(C)
血液は骨で造られる。サイトカインG・CSFによる造血幹細胞の骨髄から末梢血への動員に、交感神経シグナルによる骨芽細胞の抑制が重要である。本研究において私達はビタミンD_3受容体(VDR)ノックアウトマウスを用い、VDRがG・CSFによる骨芽細胞の挿制とそれに引き続く造血幹細胞動員に必須であることを明らかにした。本研究は、カルシウム調節因子として認識されてきた活性型ビタミンD_3が造血幹細胞移動の神経系による調節に極めて重要な役割を果たしており、神経一骨一免疫系による造血制御において有機的統合システムの要としてVDRが機能している事を証明した独創的研究成果として世界的に注目されている。
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Blood
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