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2009 年度 実績報告書

関節リウマチの重症度、治療反応性に関わる遺伝子多型の検索

研究課題

研究課題/領域番号 21591264
研究機関京都大学

研究代表者

大村 浩一郎  京都大学, 医学研究科, 助教 (40432372)

キーワード関節リウマチ / 関連解析 / SNP / 重症化 / 治療反応性 / 疾患関連遺伝子
研究概要

関節リウマチ(RA)の発症に関わる遺伝子多型は多数報告されているが、重症度や治療反応性に関わる遺伝子多型はわずかの報告しかない。我々は最近1001例のRA患者の全ゲノムにわたる30万から61万個の一塩基多型(single nucleotide polymorphism: SNP)のタイピングを遂行した。このゲノムデータに臨床像を加味したサブ解析を行い、重症度に関わる遺伝子多型や治療反応性(特に生物学的製剤に対する反応性)に関わる遺伝子多型を検索することが本研究の目的である。
本年度、まずは生物学的製剤への反応性に関わる遺伝子を検索するため、まずは京都大学のサンプルでDNAをすでに採取済みの500例の中から生物学的製剤使用患者を選び出した。134例が生物学的製剤を使用し、そのうち104例が治療反応性の評価が可能であった。このうちすでに全ゲノムタイピングが終了している患者がそれぞれ82例、71例みられた。症例数が少ないため、すでにタイピングの終わっている症例の協力病院の臨床データを現在収集中である。また、生物学的製剤使用したが、まだタイピングのされていない検体を現在、新たに全ゲノムタイピングを行っている。症例数が200を越えた時点で関連解析を行い、候補遺伝子をみつけ、別のコホートで確認を行っていく予定である。重症度に関わる遺伝子検索も同様に、現在最重症型RAと軽症型RAの症例を増やしているところである。

  • 研究成果

    (5件)

すべて 2010 2009

すべて 雑誌論文 (3件) 学会発表 (2件)

  • [雑誌論文] RAの関節病変重症化にかかわる遺伝的要因2010

    • 著者名/発表者名
      大村浩一郎
    • 雑誌名

      リウマチ科 43

      ページ: 142-149

  • [雑誌論文] Aberrant splicing of the milk fat globule-EGF factor 8 (MFGE8) gene in human systemic lupus erythematosus.2010

    • 著者名/発表者名
      H.Yamaguchi,
    • 雑誌名

      Eur J Immunol. 40

      ページ: 1-8

  • [雑誌論文] 抗シトルリン化ペプチド抗体陰性関節リウマチは遺伝的背景の異なるサブセットである?2009

    • 著者名/発表者名
      大村浩一郎
    • 雑誌名

      日本臨床免疫学会会誌 32

      ページ: 484-491

  • [学会発表] 抗CCP抗体陰性関節リウマチとHLA-DRB1 Shared epitopeとの関連2009

    • 著者名/発表者名
      片山昌紀
    • 学会等名
      第5回テーラーメイド医療を目指したゲノム情報活用基盤技術
    • 発表場所
      日本科学未来館(東京)
    • 年月日
      2009-08-03
  • [学会発表] Identification of a novel genetic determinant of rheumatoid arthritis at chromosome 18q by a genome-wide association study (GWAS) approach using large-scale Japanese cohorts2009

    • 著者名/発表者名
      C.Terao
    • 学会等名
      ヨーロッパリウマチ学会
    • 発表場所
      Bella Center (コペハーゲン)
    • 年月日
      2009-06-11

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公開日: 2011-06-16   更新日: 2016-04-21  

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