研究課題
基盤研究(C)
Crk-associated substrate lymphocyte type(Cas-L)は、β1インテグリン依存性の細胞遊走能に必須のドッキング蛋白質である。我々は、本研究において関節リウマチモデル及び病原性大腸菌感染症モデルの病態解析を行い、Cas-Lノックアウトマウスでは、野生型マウスに比較して関節リウマチの重症度は低下する一方、感染症の重症度は悪化することを見出した。関節炎モデルにおいてはリンパ球機能の低下が、感染症モデルにおいては、好中球を初めとする自然免疫系の機能低下との関連性が示唆された。
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