研究課題
基盤研究(C)
1940年から1999年までの間に邑久光明園で行われた996例の病理解剖データを検討すると、肝硬変と肝癌の急激な増加を1960年から1999年にかけて認めた。そこで、ホルマリン固定肝硬変組織からRNAを抽出してnested PCRにかけgenotypeを調べた。Genotypeは1b 85.7%、2a 14.3%であった。1bであった30名のサンプルからさらにNS5B領域を増幅を行い、増幅できた12症例について塩基配列をしらべて樹形図を作成した。この結果、このハンセン病療養所では少なくとも3つのHCV株が存在しており、70年前から院内感染したことが強く示唆された。
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