研究課題
基盤研究(C)
予後良好な神経芽腫では、しばしば臨床経過中に腫瘍の分化や細胞死が起こり自然退縮という現象が観察されます。同様の現象は正常の神経発生の過程においても起っています。神経成長因子(NGF)の相対的に欠乏によると知られていますが、その制御機構の詳細は不明です。本研究では、NGFの除去に応じて、依存性受容体UNC5Dの細胞内部分がアポトーシス機構の重要な因子であるカスパーゼ2/3による切断後に細胞核内に移行し、細胞死を誘導することを明らかにしました。本研究の成果は予後不良な神経芽腫の治療法の開発に新たな切り口を提供すると期待されます。
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Pharma Medica
巻: 29(5) ページ: 39-44
Int. J. Oncol
巻: 34(4) ページ: 931-938
DOI:10.3892/ijo_00000219