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2009 年度 実績報告書

新規ポリコーム遺伝子Pcgf5の心臓形態形成に対する機能解析

研究課題

研究課題/領域番号 21591405
研究機関独立行政法人国立循環器病研究センター

研究代表者

白井 学  独立行政法人国立循環器病研究センター, バイオサイエンス部, 室員 (70294121)

キーワードポリコーム遺伝子 / 形態形成 / 発生医学
研究概要

目的:新規ポリコーム遺伝子であるPcgf5の機能解析を元に、未だ解明されていない、心臓形態形成に対するポリコーム遺伝子群の役割を明らかにし、先天性心疾患の原因遺伝子としてのポリコーム遺伝子群の可能性を探索する研究基盤を確立する。
研究実績:Pcgf5の機能解析において、基盤となる解析を行った。
1.whole-mount in situ hybridization法を用いた、マウス胎仔におけるPcgf5遺伝子の詳細な発現パターン解析:Pcgf5の発現は体節形成期の心臓原基で始まり、心房心室の各領域が形成される時期に最も強くなる事が明らかになった。また、発生期の心臓のみならず、その周辺組織でもPcgf5が発現している事が明らかになり、様々な組織の発生にPcgf5が重要な働きをしている可能性が示された。
2.Pcgf5ノックアウトマウスの作製:個体レベルでPcgf5の機能解析を行うために、Pcgf5遺伝子欠損マウスの作製を開始し、既にキメラマウスを得た。発現パターンの詳細な解析により、Pcgf5は発生中の心臓のみならず多くの組織で発現している事が明らかになったため、組織特異的に遺伝子を欠損できるよう、Cre-loxPシステムを用いた。
3.発生期の心臓で、Pcgf5タンパク質と複合体を形成するポリコーム遺伝子群タンパク質の絞り込み:既存のポリコーム遺伝子が発生期のマウス心臓で発現しているかどうかをqRT-PCR法を用いて解析し、Pcgf5タンパク質と複合体を形成している可能性がある、他のポリコーム遺伝子を絞り込んだ。

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公開日: 2011-06-16   更新日: 2016-04-21  

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