研究課題
基盤研究(C)
妊娠中の運動が、生後の仔の学習・情動行動に及ぼす影響を検討した。妊娠ラットは、全妊娠期間中に自由に回転ケージで運動できるようにした。学習・情動行動は、生後7週から15週で評価した。さらに、妊娠中の運動が、仔の遺伝子発現に及ぼす影響についてもDNAマイクロアレイ解析法で検討した。母体が妊娠中に運動をした仔は、うつ様行動が増加し、学習能力が低下していた。さらに、海馬の脳由来神経栄養因子(BDNF)の発現が、著しく低下していた。これらの結果は、妊娠中の運動は、海馬のBDNF発現を低下させることにより、仔の生後の学習・情動行動を阻害する可能性を示唆する。
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