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2009 年度 実績報告書

ダーモスコピーと遺伝子発現解析による皮膚腫瘍の非侵襲的術前迅速診断法の開発

研究課題

研究課題/領域番号 21591428
研究機関信州大学

研究代表者

斎田 俊明  信州大学, 医学部, 名誉教授 (10010381)

研究分担者 高田 実  信州大学, 医学部, 准教授 (20154784)
古賀 弘志  信州大学, 医学部附属病院, 助教(特定雇用) (30419361)
後藤 康文  信州大学, 医学部附属病院, 助教(特定雇用) (60467181)
横川 吉晴  信州大学, 医学部, 准教授 (50362140)
キーワード皮膚腫瘍 / 迅速診断 / ダーモスコピー / 悪性黒色腫 / 基底細胞がん / 色素細胞母斑
研究概要

皮膚科診療において頻度が高く、かつ診断に苦慮することの多い悪性黒色腫、色素細胞母斑、基底細胞癌、脂漏性角化症、エクリン汗孔腫、エクリン汗孔癌を対象とし、ダーモスコピーと針生検による遺伝子診断を組み合わせた非侵襲的迅速術前診断法の開発を目標として当該研究は開始された。悪性黒色腫、色素細胞母斑、基底細胞癌については遺伝子発現のパターンとダーモスコピー所見のデータをすでに目標としている30件近く得ることができた。脂漏性角化症、エクリン汗孔腫、エクリン汗孔癌については、これまで2年間の症例数が数例であり、今後1年で目標の30例に到達するのは難しいと思われる。
これまでの結果をまとめると、悪性黒色腫においてはMART-1、MAGE-A3が、色素細胞母斑においてはMART-1が、基底細胞癌においてはGli1、GPR49が非常に有用な定量PCRマーカーとなりうることが分かった。そのほか、FABP7、KRT1、KRT17、CD10、KIP1、KRT5、P53、CD10、VEGF、CXCR4、Ki67についてもすべての腫瘍において定量PCRを行っており、今後解析することによって診断マーカーにありうると考えられた。また、過去5年間に当科で経験した、悪性黒色腫50例、色素細胞母斑200例、基底細胞癌100例から約30に及ぶダーモスコピー所見をすべて採取した。現在はダーモスコピー所見から各所見の感度および特異度を算出しており、それらの組み合わせからポイント制診断基準を作成する予定である。

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公開日: 2011-06-16   更新日: 2016-04-21  

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