研究課題
1)ECM1遺伝子標的ベクターの改築(皮膚粘膜ビアリノーシス疾患モデルマウスの作製)ECM1単独遺伝子変異で生じる常染色体劣性遺伝病の「皮膚粘膜ビアリノーシス(LP)」疾患モデルマウスを樹立する計画の主幹として、標的ベクターによる有効なECM1遺伝子ノックアウトを模索してきた。問題点として、(1)特定の遺伝子内コード領域(エクソン)のみを除くホモ接合ECM1欠損マウスは全例が胎生致死、(2)ECM1遺伝子を限定した条件下で発現制御するシステム(コンディショナル・ノックアウト)を用いた手法でも、当初予想された致死回避が得られなかった。更にECM1遺伝子内で標的とする領域の見直し・再設定を検討した結果を反映する新規ノックアウトベクターを構築し、培養細胞を用いた小スケールでのノックアウト効率を検討した。2)ECM1蛋白を標的とする硬化性萎縮性苔癬患者IgGの免疫反応について蛋白自体の微細な修飾"conformational epitope"が保存され、真核生物の生体内に近い状態の抗原性を保持しているバキュロウイルスによるカイコリコンビナント蛋白の発現を検討中である。
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