研究課題
マウス接触過敏反応の皮膚を、抗CD41抗体と抗CD3抗体、抗CD31抗体で三重染色することにより、皮膚組織における白血球・血小板複合体と血管との関係を可視化することに成功した。また、抗CD3抗体の代わりに抗CD11b抗体や抗GR-1抗体を用いることにより、ミエロイドサプレッサー細胞と血小板の関係についても可視化することに成功した。さらに血小板減少マウスにGFPトランスジェニックマウス由来の血小板を静脈注射した後に皮膚炎を惹起することにより、血小板と血管、白血球の動態をさらに詳細に可視化することができた。いずれの実験も、静止画に加えて動画による記録を行うことができた。皮膚炎回復後の真皮樹状細胞の皮膚組織への再分布についても、血小板、特に血小板が表面に発現するP-セレクチンが極めて重要な働きをしていることが明らかになった。今後は、皮膚組織で血小板が遊離するケモカインなどの物質を可視化することにより、血小板を介する皮膚炎の制御機構の解析をさらに詳細に行っていきたい。
すべて 2010 2009 その他
すべて 雑誌論文 (22件) (うち査読あり 22件) 学会発表 (1件) 備考 (1件)
J Am Acad Dermatol 62
ページ: 621-626
Int Immunopharmacol 10
ページ: 540-545
Int J Dermatol (印刷中)
Pediatr Dermatol (印刷中)
J Dermatol 37
ページ: 390-392
Eur J Dermatol 20
ページ: 125-126
J Dermatol Sci 53
ページ: 89-95
ページ: 40-47
Dermatology 218
ページ: 60-62
Int Arch Allergy Immunol 149
ページ: 103-110
J Dermatol 36
ページ: 367-376
Clin Exp Dermatol 34
ページ: 718-720
ページ: e423-424
J Dermatol Sci 54
ページ: 17-24
ページ: e263-264
J Clin Endcrinol Metab 94
ページ: 1288-1294
J Allergy Clin Immunol 94
Contact Dermatitis 60
ページ: 349-350
Clin Immunol 131
ページ: 495-500
Invest Ophthalmol Vis Sci 50
ページ: 4646-4652
ページ: e981-983
ページ: 643-645
http://kpum-dermatology.jp/