研究課題/領域番号 |
21591485
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研究機関 | 島根大学 |
研究代表者 |
堀口 淳 島根大学, 医学部, 教授 (90136317)
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研究分担者 |
宮岡 剛 島根大学, 医学部, 准教授 (50284047)
岡崎 四方 島根大学, 医学部, 助教 (20379671)
安田 英彰 島根大学, 医学部, 助教 (30379680)
宇谷 悦子 島根大学, 医学部, 助教 (50437539)
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キーワード | アカシジア / ミオクローヌス / 抑肝散 / 抗精神病薬 / 電気生理学 |
研究概要 |
21年度の研究期間中に以下のような検討を実施し、現在も22年度に予定された研究を実施中である。 1.抑肝散の投与 (1)対象患者の集積状況:2009年4月3日から2010年3月31日までの1年間に、申請者らが抑肝散を投与した患者数は総計280人(男性127人、女性153人:平均年齢66.8±7.4歳)であった。 (2)抑肝散の投与:治療形態は入院64人(男性31人、女性33人)外来246人(男性96人、女性150人)で、1日の服薬回数は3回が193人、2回が67人、1回が82人、頓服などその他が26人(重複有)で、頓服以外の抑肝散の平均投与量は5.95±2.08g/日であった。 2.終夜睡眠ポリグラフ検査 (1)対象の属性:終夜睡眠ポリグラフ検査実施例は、14例(男性11例、女性3例:13歳~75歳、平均年齢41.8歳±14.2歳)であった。このうち覚醒時ミオクローヌスのビデオカメラ撮影が可能であった対象は3例であった。 (2)睡眠構造:この14例の治療前の14夜の睡眠構造はTime in bed 447.4±41.2分、Sleep period time 427.0±48.6分、Total sleep time 403.1±55.5分、睡眠効率70.4±11.2%、睡眠潜時44.4±26.7分であり、Sleep period timeに占める各睡眠段階の割合は、Wake 17.6±23.1%、REM15.4±3.9%、Stagel 29.1±7.7%、Stage 253.6±7.0%、Stage 38.4±2.7%、Stage 45.7±9.2%であった。治療後の睡眠構造については、22年度の集積予定患者の結果と合わせて報告する予定である。
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