研究課題
基盤研究(C)
満田・鳩谷の非定型精神病患者群9例(男性2例、女性7例)と健常群10例を対象に、拡散テンソル画像を用いて脳弓体部の微細構造を比較した。患者群ではFA高値と低値の両方の異常がみられ、脳弓微細構造の障害機序の異種性が示唆された。患者群で共通する脳弓微細構造の障害は、海馬から視床下部への抑制性フィードバックに障害をきたしてHPA系の恒常性の維持に影響し、非定型精神病の病態に関与すると考えられた。