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2011 年度 研究成果報告書

うつ病の自己認知の神経基盤に関する脳機能画像解析研究

研究課題

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研究課題/領域番号 21591518
研究種目

基盤研究(C)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 精神神経科学
研究機関広島大学

研究代表者

岡本 泰昌  広島大学, 大学院・医歯薬学総合研究科, 講師 (70314763)

研究期間 (年度) 2009 – 2011
キーワード自己 / 認知 / 情動 / うつ病 / fMRI
研究概要

うつ病はネガティブな情動刺激に対する自己関連付けをおこなう特徴を有する。これまでの画像研究の結果から、自己関連づけ処理と内側前頭前野(MPFC)と前帯状回(ACC)の機能の関連が指摘されているが、うつ病を対象としたこれらの機能異常は明らかになっていない。そこでわれわれはいくつかの検討を行い、以下のような知見を得た。ネガティブ刺激の自己関連付けにおいてうつ病患者の内側前頭前野・前帯状回の活動は対象健常者より有意な活動上昇が認められた。さらに、うつ病患者を対象として認知行動療法(CBT)後には、ネガティブ感情語の自己関連付けにおいてCBT後に内側前頭前野、腹側前帯状回の活動が有意に低下することが明らかになった。われわれの研究の結果は、CBTによって自己に対するネガティブな認知に関わる脳機能が変容することによりうつ病の症状が改善することを明らかにした。

  • 研究成果

    (3件)

すべて 2011 2010

すべて 雑誌論文 (2件) (うち査読あり 1件) 図書 (1件)

  • [雑誌論文] 精神療法における認知・行動・情動の脳内基盤2011

    • 著者名/発表者名
      岡本泰昌ほか
    • 雑誌名

      うつ病の認知行動療法を一例として

      巻: 113 ページ: 1088-94

  • [雑誌論文] Rostral anterior cingulate cortex activity mediates the relationship between thedepressive symptoms and the medial prefrontal cortex activity2010

    • 著者名/発表者名
      Yoshimura S, Okamoto Y.
    • 雑誌名

      J Affect Disord

      巻: 122 ページ: 76-85

    • 査読あり
  • [図書] うつ病の集団認知行動療法実践マニュアル:復職支援と再発予防に向けて2011

    • 著者名/発表者名
      鈴木伸一、岡本泰昌、松永美希編
    • 総ページ数
      112
    • 出版者
      日本評論社

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公開日: 2013-07-31  

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