研究課題
基盤研究(C)
本研究により、幼若期ストレスによって、成長後恐怖記憶の消去障害が生じることが明らかになった。その背景には海馬CA領野ならびに皮質前頭前野(mPFC)のシナプス可塑性の変化すなわちメタシナプス可塑的変化が生じている可能性がある。この仮説は、海馬CA1およびmPFCのERK活性の変化によっても支持された。以上の結果から幼若期ストレス負荷によって生じた成長後の恐怖記憶制御機構の障害には、脳部位特異的な情動調節の機能変化あるいは情動神経回路網の形成不全により生じている可能性が強く示唆された。
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