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2011 年度 実績報告書

アルツハイマー病の発症前診断を目指した新規イメージング剤の開発

研究課題

研究課題/領域番号 21591555
研究機関浜松医科大学

研究代表者

松島 芳隆  浜松医科大学, 医学部, 准教授 (20282816)

研究分担者 間賀田 泰寛  浜松医科大学, メディカルフォトニクス研究センター, 教授 (20209399)
記野 順  浜松医科大学, 医学部, 教務員 (40262810)
キーワードPET / アルツハイマー / 有機合成
研究概要

脳内には主にα4β2とα7の2種類のニコチン性アセチルコリン受容体(nAChR)が存在し、これらは認知機能に関与することが知られている。アルツハイマー病や統合失調症においてもこれらの分子の寄与が考えられ、最近、死後脳を用いた研究により、アルツハイマー病の初期段階におけるニコチン性アセチルコリン受容体α7サブタイプ(α7nAChR)の関与が示唆された。α7nAChRの体内動態を知るためには、適当なイメージング剤が必要だが、現在のところ開発されていない。そこで、本研究ではこれら疾患の病態解明やその定量的な評価法の確立を目指し、<7nAChRを画像化するためのイメージング剤の合成化学的研究を行い、究極的にはアルツハイマー病の発症前診断薬としての臨床応用へと展開するための研究基盤を確立することを目的とした。本年度は、まず昨年度に引き続き、新規イメージング剤候補となるリガンドの光学活性体の合成を行うべく、原料となるラセミ体の(quinuclidin-3-yl) methanolの供給を効率よく行うための新規合成法を探索・実行した。またさらにα7nAChRに選択的で、高い親和性をもつことが期待される低分子化合物について、合成および放射性標識の容易さ、代謝安定性、脳移行性などを考慮して化合物の設計を引き続き行っている。

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2012 2011

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件) 学会発表 (1件)

  • [雑誌論文] Genetic susceptibility to lung cancer2011

    • 著者名/発表者名
      H.Sugimura, H.Tao, M.Suzuki, H.Mori, M.Tsuboi, S.Matsuura, M.Goto, K.Shimnura, T.Ozawa, F.Tanioka, N.Sato, Yoshitaka Matsushima, S.Kageyama, K.Funai, P.-H.Chou, T.Matsuda
    • 雑誌名

      Front.Biosci.(Schol.Ed.)

      巻: S3 ページ: 1463-1477

    • DOI

      10.2741/237

    • 査読あり
  • [学会発表] カーバマートのヨード環化反応を用いたデオキシアミノ糖類の新規合成法の開発2012

    • 著者名/発表者名
      松島芳隆、記野順
    • 学会等名
      日本農芸化学会大会
    • 発表場所
      京都(京都女子大学)
    • 年月日
      2012-03-24

URL: 

公開日: 2013-06-26  

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