研究概要 |
腹部を模倣し内部にヨード溶液を封入したファントムをCTでスキャンするファントム実験を実施した。ファントムは種々の電圧(80, 100, 120, 140 kVp)および電流(30-200mA)でスキャンし、画像ノイズ値、コントラストノイズ比、FOM、NPSなどを測定したほか、視覚的なコントラスト分解能の評価を行った。その結果、80kVpの画像においてコントラストが最も良好であったが、80kVpではノイズの増加が強く、画像フィルターや特殊な再構成(逐次画像再構成など)が必要であった。この他、低電圧撮像の臨床研究を実施した。
|