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2009 年度 実績報告書

スペクト複合撮像システムの虚血性心疾患診断への応用に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 21591566
研究機関熊本大学

研究代表者

冨口 静二  熊本大学, 大学院・生命科学研究部, 教授 (20172182)

キーワード虚血性心疾患 / SPECT / CT / 減弱補正 / 散乱線補正 / 分解能補正
研究概要

スペクト複合撮像システムの虚血性心疾患診断への応用のための基礎的検討を施行した。コールドロッドファントム、ホットロッドファントムおよび心筋ファントムを用いCTを用いた減弱補正、散乱性補正およびコリメータ開口径補正(分解能補正)を施行することで、画質において、均一性、コントラストが向上することを明らかとし、各種補正による虚血性心疾患の診断能の向上が示唆された。また、心筋局所の放射性濃度の絶対値評価も可能であることを明らかにした。これにより、冠循環予備能評価が可能であることが示唆された。また、臨床例において、左室容積算出のための最適な再構成条件も明らかにし、左室容積算出する際の再構成条件の重要性が明らかとなった。さらに、心筋の動きの影響を排除するために、心電図同期した投影像を用い、すべての時相の投影像を非線形変形を用い拡張期像に編集する方法を開発した。今後、この方法で作成した投影像を用い、これに各種補正を加え、臨床例において虚血性心疾患診断における有用性を明らかにする。

  • 研究成果

    (3件)

すべて 2010 2009

すべて 雑誌論文 (2件) (うち査読あり 2件) 学会発表 (1件)

  • [雑誌論文] 心筋SPECT検査におけるCDR補正とESSE法による散乱線補正の有用性2010

    • 著者名/発表者名
      中村祐也
    • 雑誌名

      日本放射線技術学会雑誌(掲載確定)

    • 査読あり
  • [雑誌論文] 補正組み込み型OS-EM法の再構成条件が左室内腔容積算出に及ぼす影響2009

    • 著者名/発表者名
      中村祐也
    • 雑誌名

      日本放射線技術学会雑誌 65

      ページ: 931-937

    • 査読あり
  • [学会発表] 心臓の画像診断2009

    • 著者名/発表者名
      冨口静二
    • 学会等名
      第29回日本核医学技術学会学術大会
    • 発表場所
      旭川市民文化会館(北海道)
    • 年月日
      2009-10-03

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公開日: 2011-06-16   更新日: 2016-04-21  

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