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2009 年度 実績報告書

3次元計測によるMRIの動き補正

研究課題

研究課題/領域番号 21591571
研究機関首都大学東京

研究代表者

篠原 廣行  首都大学東京, 人間健康科学研究科, 教授 (90138488)

キーワードMRI / 画像再構成 / 計算機シミュレーション
研究概要

研究の目的被験者の動きを高精度に補正する3次元MRI計測法とその画像再構成法(首都大学東京,科学技術振興機構共催研究シーズ発表会2007で口頭発表)を開発する.そして本研究と研究代表者が現在進めている動物実験及びヒトの拡散MRIから細胞膜機能情報を得る研究とを統合化し,新たなMRI診断技術の開発につなげることである.
研究成果提案する3次元MRI計測法は,ラジアルスキャン法を基本とし,計測データを直方体状に収集する.直方体状に収集することでk空間(周波数空間)の原点付近のデータが必ず存在することになり,直方体状データのフーリエ逆変換によっておおまかな3次元再構成画像が得られる.これら再構成画像を用い,相互相関,フーリエ位相相関,相互情報量などを利用し基準画像(動きのない直方体状データからの再構成画像)との位置合わせを行うことで動き補正を行う.まずkz軸上に直方体状データ(以下,直方体と略)を収集する.次にkx-kz平面のk空間の円の円周の1/4を埋めるために直方体がいくつ必要か求める.直方体がそれぞれの角度になるとき直方体の辺縁と重なり,kx-ky平面と平行である円の円周を求め,k空間を埋めるのに必要な直方体の数を調べる.kx-kz平面で角度を持たせた後,直方体の辺縁にある円に沿うように直方体をz軸に対して回転させる.これを繰り返していくことでk空間をすべて埋めることができる.3次元頭部数値ファントム(ヒトの頭部を楕円体の集まりで模したもの)について,計測時間が動く速度に比べ十分に短いとし計算機シミュレーションのプログラムを開発した.

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2009

すべて 学会発表 (2件)

  • [学会発表] C言語による3次元フィルタ補正逆投影法のプログラム化に関する検討2009

    • 著者名/発表者名
      中世古和真, 篠原廣行, 他
    • 学会等名
      第37回日本放射線技術学会秋期大会
    • 発表場所
      岡山コンベンションセンター
    • 年月日
      2009-10-23
  • [学会発表] 代数的画像再構成基礎のC言語プログラミング化に関する検討2009

    • 著者名/発表者名
      梶原宏則, 篠原廣行, 他
    • 学会等名
      第37回日本放射線技術学会秋期大会
    • 発表場所
      岡山コンベンションセンター
    • 年月日
      2009-10-23

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公開日: 2011-06-16   更新日: 2016-04-21  

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