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2013 年度 実績報告書

3次元計測によるMRIの動き補正

研究課題

研究課題/領域番号 21591571
研究機関首都大学東京

研究代表者

篠原 廣行  首都大学東京, 人間健康科学研究科, 名誉教授 (90138488)

研究期間 (年度) 2009-04-01 – 2014-03-31
キーワードMRI / 画像再構成 / 計算機シミュレーション
研究概要

研究の目的: 被験者の動きを高精度に補正する3次元MRI計測法とその画像再構成法の開発.
研究成果: 提案する3次元MRI計測法は,ラジアルスキャン法を基本とし,計測データを直方体に収集する.直方体に収集することで k 空間(周波数空間)の原点付近のデータが存在し,直方体データのフーリエ逆変換によっておおまかな3次元再構成像が得られる.3次元補正は隣接する断面からの影響を少なく抑えることができた.
しかし,現在の直方体数は20×20 =1400のエコーを使用しており,これは高速スピンエコー法(FSE法)において,1回の繰り返し時間(TR)に1400回の180°パルスを繰り返し印加し,エコー収集することを仮定している.計算機シミュレーションを実際の臨床MRIに近づけるためには,1回のTRで100回前後のエコー収集の想定が現実的と考えられる.そこで,エコー数を8×8 = 64, 10×10 = 100, 20×20 = 400, 40×40 =1600と可変にできるようにプログラムを修正した.100回前後のエコーにおいても補正は可能であるが,信号減衰を考慮していないデータのため,エコー後半のデータを用い補正が可能か不明であった.そのため,信号減衰を考慮し,時間因子を含み臨床に近い条件で計算機シミュレーション可能なプログラムの開発を目指しその準備を行った.
本研究は,臓器・組織の変形を伴わない剛体モデルによる相互相関,位相限定相関,相互情報量などによる3次元画像位置合わせを基盤技術にしている.研究を遂行する中で2次元画像位置合わせ,3次元画像位置合わせを頭部MR画像の位置合わせに応用した.MR画像の経時的な変化を観察するのに撮像時期の異なるMR画像の位置合わせが必要となるが,位相限定相関によって高い正確さでそれらMR画像の画像位置合わせができることを報告した.

現在までの達成度 (区分)
理由

25年度が最終年度であるため、記入しない。

今後の研究の推進方策

25年度が最終年度であるため、記入しない。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2013

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件)

  • [雑誌論文] Reproducibility of scan prescription in follow-up brain MRI : manual versus automatic determination2013

    • 著者名/発表者名
      Kojima S, Hirata M, Shinohara H, Ueno E
    • 雑誌名

      Radiol Phys Technol

      巻: 6 ページ: 375-384

    • DOI

      10.1007/s12194-013-0211-8

    • 査読あり

URL: 

公開日: 2015-05-28  

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