MRI撮像中における被験者の動きを補正するため,k空間の3次元計測法と画像再構成法を計算機シミュレーション実験で研究した.3次元Shepp-LoganファントムとBrain Web MRI Database から取得した3次元頭部T2WI画像を実験データとし,3次元k空間中を直方体が原点を中心に回転するデータ収集を考案した.高速スピンエコー法を想定し128×128×128画素の3次元画像を49の直方体(1つの直方体に含まれるエコートレイン数は40×40)でデータ収集する.1番目の直方体には動きが含まれないとし,残りの48の直方体の平行回転移動を補正することでスライス間の動きを補正できた.
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