局所進行子宮頸癌の同時化学放射線療法における最適放射線治療スケジュールの開発

2009 年度 実績報告書

• 研究課題/領域番号: 21591614
• 研究機関: 琉球大学
• 研究代表者: 戸板 孝文 琉球大学, 医学部, 准教授 (30237036)
• 研究分担者: 垣花 泰政 国立大学法人琉球大学, 医学部, 助教 (20185713) ; 藤原 恵一 埼玉医科大学, 医学部, 教授 (20238629) ; 手島 昭樹 大阪大学, 医学(系)研究科(研究院), 教授 (40136049) ; 石倉 聡 神奈川県立がんセンター, 放射線治療科医長, 研究員 (40407242) ; 宇野 隆 千葉大学, 医学(系)研究科(研究院), 准教授 (30302540)
• キーワード: 子宮頸癌 / 放射線治療 / 同時化学放射線療法 / 臨床試験 / 品質保証

研究概要

多施設共同前向き臨床試験(JGOG1066)の遂行を通じて、局所進行子宮頸癌に対する同時化学放射線療法(Concurrent chemoradiotherapy : CCRT)における本邦の標準放射線治療スケジュールの有効性を検証するための一連の研究作業を進めた。
1.JGOG1066の予定症例数(72例)の登録を終了した。
2.JGOG1066のモニタリングレポートを行った(第2回:平成21年7月14日、第3回:平成22年1月27日)。
3.JGOG1066登録症例について放射線治療規定の遵守状況評価作業をJGOG放射線治療委員会にて行った(第1回:平成21年4月24日)。
4.GCIG (Gynecologic Cancer Intergroup)会議(Building global consensus for cervical cancer treatment trials ; 2009/6/17-19@Manchester)に出席し意見交換を行った。
5.米国Radiation Physics Center(RPC)を訪問し臨床試験における子宮頸癌腔内照射のQuality Assurance(QA)についての情報交換を行った(2009/11/6)

研究成果

• [雑誌論文] Current status and perspectives of brachytherapy for cervical cancer. (2009)
  • 著者名/発表者名: Toita T.
  • 雑誌名: Int J Clin Oncol 14 ページ: 25-30
• [雑誌論文] Patterns of care for radiotherapy in vulvar cancer : a Gynecologic Cancer Int ergroup study. (2009)
  • 著者名/発表者名: Gaffney DK, Du Bois A, Narayan K, Reed N, Toita T, et al.
  • 雑誌名: Int J Gynecol Cancer 19 ページ: 163-167
  • 査読あり
• [雑誌論文] Quality assurance in the prospective multi-institutional trial on definitive radiotherapy using high-dose-rate intracavitary brachytherapy for uterine cervical cancer : the individual case review. (2009)
  • 著者名/発表者名: Toita T, Oguchi M, Ohno T, et al.
  • 雑誌名: Jpn J Clin Oncol 39 ページ: 813-819
  • 査読あり
• [雑誌論文] 治療学総論.放射線療法.子宮疾患・子宮内膜症の臨床、基礎・臨床研究のアップデート. (2009)
  • 著者名/発表者名: 戸板孝文, 他
  • 雑誌名: 日本臨床増刊号 67 ページ: 99-105
• [雑誌論文] QOLを考慮した放射線療法. (2009)
  • 著者名/発表者名: 戸板孝文, 他
  • 雑誌名: 臨床婦人科産科 63 ページ: 1566-1571
• [雑誌論文] (2009)
  • 著者名/発表者名: 戸板孝文, 他
  • 雑誌名: 子宮頸がんの化学放射線療法.In:北原規、相羽恵介,Editors.化学放射線療法プラクティカルガイド(南山堂) ページ: 207-215
• [雑誌論文] (2009)
  • 著者名/発表者名: 戸板孝文
  • 雑誌名: 1子宮頸癌.2)化学放射線療法.In:野田起一郎,Editors.婦人科癌化学療法ポケッートマニュアル(メディカルビュー社) ページ: 13-23
• [雑誌論文] (2009)
  • 著者名/発表者名: 有賀拓郎、戸板孝文、村山貞之
  • 雑誌名: 緩和的治療の実際 緩和的放射線治療 In:杉山徹,Editor.卵巣癌診療ハンドブック(ヴァンメディカル) ページ: 232-235
• [学会発表] シンポジウム17 化学放射線療法～食道、子宮頸部、頭頸部、肺 子宮頸癌に対する同時化学放射線療法 (2009)
  • 著者名/発表者名: 戸板孝文
  • 学会等名: 第47回日本癌治療学会学術集会
  • 発表場所: パシフィコ横浜(神奈川県横浜市)
  • 年月日: 2009-10-24
• [学会発表] シンポジウム10 がんの治療成績向上を目指して- 日常診療にも役立つ臨床試験の取り組みと課題 (2009)
  • 著者名/発表者名: 戸板孝文
  • 学会等名: 日本放射線腫瘍学会 第22回学術大会
  • 発表場所: 国立京都国際会館(京都府京都市)
  • 年月日: 2009-09-19
• [学会発表] 小線源治療の均てん化:特に子宮頸癌における問題点 (2009)
  • 著者名/発表者名: 西村哲夫、戸板孝文、石倉聡, 他
  • 学会等名: 日本放射線腫瘍学会 第22回学術大会
  • 発表場所: 国立京都国際会館(京都府京都市)
  • 年月日: 2009-09-17
• [学会発表] Workshop III「子宮頸癌治療の個別化と各科の役割」子宮頸癌に対する放射線治療の最新情報 (2009)
  • 著者名/発表者名: 戸板孝文
  • 学会等名: The 10^<th> Annual Symposium Japanese Society for the Advancement of Women's Imaging
  • 発表場所: 淡路夢舞台国際会議場(兵庫県淡路市)
  • 年月日: 2009-09-05
• [学会発表] 難治性がんに対する新たな治療戦略 テーマ:子宮頸部腺癌 術後補助療法について (2009)
  • 著者名/発表者名: 戸板孝文
  • 学会等名: 第6回婦人科がん会議
  • 発表場所: 大山ロイヤルホテル(鳥取県西伯郡伯耆町)
  • 年月日: 2009-07-25
• [学会発表] シンポジウム1 Volume delinationの標準化を目指して 子宮頸癌におけるターゲットの標準化を目指して:CTVコンツーリングのコンセンサスマニュアル作成 (2009)
  • 著者名/発表者名: 戸板孝文
  • 学会等名: 第20回日本高精度放射線外部照射研究会
  • 発表場所: 仙台国際センター(宮城県仙台市)
  • 年月日: 2009-07-18
• [学会発表] 子宮頸癌の骨盤リンパ節領域CTV contouring(案) (2009)
  • 著者名/発表者名: 戸板孝文、兼安祐子、宇野隆, 他
  • 学会等名: 第20回日本高精度放射線外部照射研究会
  • 発表場所: 仙台国際センター(宮城県仙台市)
  • 年月日: 2009-07-18
• [学会発表] 局所進行子宮頸癌の骨盤内リンパ節転移分布:治療前CT/MRIによる検討 (2009)
  • 著者名/発表者名: 粕谷吾朗、戸板孝文、与儀彰, 他
  • 学会等名: 第20回日本高精度放射線外部照射研究会
  • 発表場所: 仙台国際センター(宮城県仙台市)
  • 年月日: 2009-07-18