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2009 年度 実績報告書

好中球エラスターゼ阻害剤による致死的放射線肺障害の防止に関する実験的研究

研究課題

研究課題/領域番号 21591621
研究機関大阪医科大学

研究代表者

猪俣 泰典  大阪医科大学, 医学部, 教授 (90176462)

研究分担者 高橋 正嗣  大阪医科大学, 医学部, 講師 (00330077)
キーワード放射線肺障害 / 好中球エラスターゼ / シベレスタットナトリウム水和剤
研究概要

C57BL/6Jマウス(8週齢雌)を使用し、頭部と腹部はブロックし、フォーレン麻酔下にて両側肺に照射した。線量は12Gyを1回で投与した。好中球エラスターゼ阻害剤としてシベレスタットナトリウム水和剤(SN剤)を30mg/kgを照射直後、3時間後,6時間後,12時間後に腹腔内に1回投与した。血漿中のNE活性は照射24時間後に血液を遠心分離し、上清をただちに凍結保存したのちに血漿中の好中球エラスターゼ活性を測定した。採血後は肺を摘出しホルマリン固定した後にHE染色とN-ASDCLA染色を行った。照射後24時間後に好中球エラスターゼ活性は照射単独群とくらべ照射3時間,6時間後SN投与群で有意な低下を示した。N-ASDCLAは好中球系細胞で強い活性を示し、エラスターゼ陽性顆粒は赤茶褐色に染色される。肺浸潤N-ASDCLA陽性細胞数は照射3時間,6時間,12時間後SN剤投与群で照射後に増加した。すなわちSN剤は好中球からの末梢血中への遊離を阻害することが示された。HE染色で放射線照射群では、肺胞内好中球浸潤、血管周囲の浮腫、肺胞壁の変性、壊死等が認められ、SN剤投与群ではこれらの変化は軽度であった。エラスターゼ阻害剤は放射線肺障害を抑制し、その効果は放射線照射後早期にSN剤を投与することが必要であり、かつSN剤の体内半減期(3時間)を考慮すれば2回以上の投与が望ましいと考えられた。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2009

すべて 雑誌論文 (1件)

  • [雑誌論文] 好中球エラスターゼ阻害剤による放射線肺障害の抑制効果2009

    • 著者名/発表者名
      猪俣泰典
    • 雑誌名

      癌の臨床 55

      ページ: 279-283

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公開日: 2011-06-16   更新日: 2016-04-21  

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