研究課題
本研究は、これまでの基礎研究の成果を元に、リンパ管浮腫の細胞治療を臨床試験で行うことを目指すことを目的として計画された。本年度は以下の三項目について研究を行った。(1)細胞ソースに関する検討(塩見、河合大学院生)まず皮膚リンパ管内皮細胞の培養を更に効率化する方法を検討した。これまで数種類の成長因子を試したが、hEGF,VEGF,hFGF-b,R3-IGF,ハイドロコーチゾンの組み合わせが最も効率的であった。患者から供与された血清を用いての培養にも着手したが、FBSを用いたときよりも培養が困難であり、更なる検討が必要であった。別の細胞ソースとして、骨髄間質幹細胞を用いてリンパ管内皮細胞への分化誘導に着手したが、リンパ管内皮細胞への誘導にはまだ成功していない。これらに関しては次年度への持ち越し課題とした。(2)造腫瘍性がないこと、癌のプロモーターでないことの証明(塩見、河合大学院生)リンパ管内皮細胞をヌードラットに移植し、6ヶ月間以上観察して造腫瘍性がないことを確認した。現在乳癌細胞株皮下移植ラットを作製し、リンパ管浮腫細胞移植モデルでの癌の成長が促進されないか確認を行っている。(3)リンパ浮腫外来の整備(来見、服部)リンパ浮腫外来に通院中の患者さんのデータベースを作成し、「リンパ浮腫外来」の整備を行った。
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