• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2009 年度 実績報告書

微小重力環境を用いた多能性幹細胞の腸管神経分化誘導による新しい幹細胞移植法の開発

研究課題

研究課題/領域番号 21591649
研究機関奈良県立医科大学

研究代表者

山田 高嗣  奈良県立医科大学, 医学部, 助教 (20316061)

研究分担者 金廣 裕道  奈良県立医科大学, 医学部, 准教授 (30204580)
植田 剛  奈良県立医科大学, 医学部附属病院, 医員 (40526810)
キーワード多能性幹細胞 / 腸管分化誘導
研究概要

ESでの分化誘導技術をもとに我々は世界で初めてiPS細胞から蠕動運動能を有する臓器としての腸管の分化誘導に成功した。この腸管を免疫学的、形態学的に検討すると、粘膜、平滑筋、ICC、神経細胞などの腸管特異的な三胚葉系細胞で構成されており、まさに生体内と同様の構造を示す腸管であることが分かった。iPS細胞から臓器を分化誘導したこの研究は世界で初めての成果であり、以下に示すごとく、論文や学会での成果を報告している。iPS細胞から臓器としての腸管が分化誘導できたということは、従来のES細胞研究とは異なり、疾患・患者由来の体細胞からiPS細胞を樹立することにより、疾患特異的で免疫拒絶の回避した腸管作成また、研究テーマに掲げる神経堤幹細胞の誘導にも取り掛かる予定である。iPS細胞から腸管が分化誘導できたことと脂肪由来幹細胞(ADSC)との融合することにより、研究の目的である新しい幹細胞移植の第一歩となるため、今後も本研究を進める予定である。

  • 研究成果

    (3件)

すべて 2010 2009

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件) 学会発表 (1件) 産業財産権 (1件)

  • [雑誌論文] Generation of functional gut-like organ from mouse induced pluripotent stem cells2010

    • 著者名/発表者名
      UEDA T
    • 雑誌名

      Biochem Biophys Res Commun 391

      ページ: 38-42

    • 査読あり
  • [学会発表] iPS細胞から蠕動運動する腸管(iGut)への臓器分化誘導2010

    • 著者名/発表者名
      植田剛
    • 学会等名
      第9回日本再生医療学会
    • 発表場所
      広島国際会議場
    • 年月日
      2010-03-18
  • [産業財産権] 人工腸管の作製法2009

    • 発明者名
      山田高嗣
    • 権利者名
      奈良医大
    • 産業財産権番号
      2009-139271
    • 出願年月日
      2009-06-01

URL: 

公開日: 2011-06-16   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi