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2009 年度 実績報告書

乳癌のホルモン療法施行時における細胞内エネルギー調節に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 21591666
研究機関京都大学

研究代表者

上野 貴之  京都大学, 医学研究所, 助教 (40452362)

研究分担者 杉江 知治  京都大学, 医学研究科, 准教授 (70335264)
山城 大泰  京都大学, 医学研究科, 助教 (70402914)
キーワード乳がん / ホルモン療法 / 細胞死 / エネルギー代謝 / 術前両方 / がん幹細胞
研究概要

アロマターゼ阻害剤による術前ホルモン療法前後での組織(74症例分)を用いて、ホルモン療法による細胞死の態様(オートファジー、アポトーシスなど)の評価とホルモン療法前後の細胞増殖の評価を行った。自動免疫染色装置(Ventana HXシステム)による免疫染色を用いて、オートファジー関連蛋白であるbeclinl, LC IIIの発現とその変化を検討した。アポトーシスに関して、サイトケラチン18のカスペース分解産物を認識するM30抗体(Roche)とTUNEL法を用いて組織中のアポトーシス細胞の出現を評価した。現在、それぞれの態様の治療前後での比較、治療効果との関連に関する解析を行っている。また、細胞増殖能の指標としてKi67を用いた免疫染色による評価と、mitotic countを評価しており、現在治療前後での細胞増殖の変化や、治療反応性や治療抵抗性との関連につき解析している。結果については、ホルモン療法と細胞増殖に関して、2つの学会において発表を行った。さらに、乳癌幹細胞とホルモン療法との関連を調べるため、乳癌幹細胞のマーカーと考えられているCD44、CD24、ALDH1を用いて免疫染色を行っており、治療反応性や細胞死の態様との関連につき解析を進めている。
さらに、新たな多施設共同の臨床試験(術前ホルモン療法)についてプロトコールが完成し、各施設の倫理委員会による審査を行っているところであり、倫理委員会通過後、症例集積を行う予定となっている。

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2010 2009

すべて 学会発表 (2件)

  • [学会発表] ホルモン受容体陽性乳がんの不均質性に関する検討2010

    • 著者名/発表者名
      上野貴之
    • 学会等名
      第8回日本臨床腫瘍学会学術集会
    • 発表場所
      東京
    • 年月日
      2010-03-18
  • [学会発表] ホルモン受容体陽性乳がんの不均質性に関する検討2009

    • 著者名/発表者名
      上野貴之
    • 学会等名
      ホルモンと癌研究会
    • 発表場所
      仙台
    • 年月日
      2009-08-01

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公開日: 2011-06-16   更新日: 2016-04-21  

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