胃癌腹膜播種性転移細胞の特性とその抗癌剤に対する感受性・耐性関連因子の検討

2011 年度 研究成果報告書

• 研究課題/領域番号: 21591713
• 研究種目: 基盤研究(C)
• 配分区分: 補助金
• 応募区分: 一般
• 研究分野: 消化器外科学
• 研究機関: 東京女子医科大学
• 研究代表者: 林 和彦 東京女子医科大学, 医学部, 教授 (10208613)
• 研究分担者: 倉持 英和 東京女子医科大学, 医学部, 助教 (30287362) ; 上小鶴 弘孝 東京女子医科大学, 医学部, 助教 (40328430)
• 研究期間 (年度): 2009 – 2011
• キーワード: 十二指腸外科学 / 胃癌 / 腹膜播種

研究概要

Osteopontinをノックダウンした胃癌の培養細胞株を用いて、抗癌剤曝露し薬剤感受性試験を行う計画であったが、胃癌細胞株でのノックダウンがうまくいかず、研究対象を大腸癌に拡げ、大腸癌の細胞株を用いて行った。Docetaxelを使用した際では差が見られなかったが、5FUを暴露した場合にノックダウンした細胞で5FUの効果が弱まっており、5FU耐性を持つことがわかった。

研究成果

• [雑誌論文] 各論胆道癌の個別化医療化学療法を中心に(癌個別化医療はどこまですすんだのか) (2011)
  • 著者名/発表者名: 林和彦, 他4名
  • 雑誌名: 外科 巻: 73巻10号 ページ: 1069-1072
• [雑誌論文] Epidermal growth factor receptor(EGFR) mRNA levels and protein expression levels in primary colorectal cancer and corresponding liver metastases (2010)
  • 著者名/発表者名: 林和彦, 他5名
  • 雑誌名: Cancer chemotherapy and pharmacology 巻: 65(5) ページ: 825-831
• [学会発表] 胃癌5-FU耐性株におけるLV併用効果の基礎的検討 (2011)
  • 著者名/発表者名: 林和彦, 他3名
  • 学会等名: ミニシンポジウム5, TR・基礎,第49回日本癌治療学会学術集会
  • 発表場所: 名古屋
  • 年月日: 2011-10-28
• [学会発表] Osteopontin Gene Expression Correlate with Patients Survival in Colorectal Cancer Patients with Synchronous Liver Metastasis (2011)
  • 著者名/発表者名: 林和彦, 他6名
  • 学会等名: AACR Annual Meeting 2011
  • 発表場所: Orlando FL USA
  • 年月日: 2011-04-06
• [学会発表] 腹腔内洗浄液の癌関連遺伝子発現解析による胃癌の腹膜転移診断 (2010)
  • 著者名/発表者名: 林和彦, 他10名
  • 学会等名: 口演46,胃診断・その他1第48回日本癌治療学会学術集会
  • 発表場所: 京都
  • 年月日: 2010-10-29
• [学会発表] 胃癌治療における緩和手術の役割 (2009)
  • 著者名/発表者名: 林和彦, 他8名
  • 学会等名: 臨床外科学会,第71回日本臨床外科学会総会
  • 発表場所: 京都
  • 年月日: 2009-11-20
• [学会発表] S-1併用Docetaxel腹腔内投与化学療法が著効し、根治手術をしえた腹膜播種を伴う4型胃癌の1例 (2009)
  • 著者名/発表者名: 林和彦, 他11名
  • 学会等名: 臨床外科学会,第71回日本臨床外科学会総会
  • 発表場所: 京都
  • 年月日: 2009-11-20