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2011 年度 実績報告書

大腸癌の浸潤および転移とヒアルロン酸との関連性~大腸癌の再発ゼロを目指して~

研究課題

研究課題/領域番号 21591718
研究機関弘前大学

研究代表者

村田 暁彦  弘前大学, 医学部附属病院, 講師 (10344607)

キーワード大腸癌 / ヒアルロン酸
研究概要

平成23年度において、MEの効果を確認と可視下により、研究の結果が見え、データの集積が行われた。
実際、MEが癌細胞のヒアルロン酸産生を低下させる事により、更にはその細胞接着能および遊走能を相対的に低下させていることが判明した。また間接的にその大腸癌細胞レベルでの毒性が確認されたと言える。このことが実験の基本であり、今後の発展性を確信できた実験系が成立したと思われた。更に現段階でのデータ結果を活用しつつ、学会および誌上発表でその有用性について言及すべくデータ集積を積み重ねて、解析を行っている途中である。
更に注目すべきは、MEの細胞外マトリックスへの影響も、少なからず認められることが推測されたため、その程度や濃度との関係など、細胞活性などを観察することや、接着性を可視化するため顕微鏡でのデジタル化を行ったが、その観察におけるデータ集積に時間を費やしている現状である。
また、マウスにおける大腸癌末期状態の作成に難渋しており、安定化した状態をモデリングする構想であるが、実際進行が途絶えているかのような状態ではあるが、現段階での実際のin vivoでのMEの作用を確認している最中である。大腸癌末期でのヒアルロン酸の造成状態および造成量を集積し、またME投与におけるヒアルロン酸産生の低下に影響を及ぼすか、また生命予後向上への効果を様々な状態作成により、確認している現況で、血液中の腫瘍活性であるCEAやCA19-9などの腫瘍マーカー測定などの同定も平行して行っている。
総じて、実験は集計から解析に向かっている段階である。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

3: やや遅れている

理由

結果としてデータ集積されてきたが、解析・発表段階に進めていないため

今後の研究の推進方策

データ集積をもとに、解析を進め、大腸癌とヒアルロン酸の因果関係を詳細に検討したい。

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公開日: 2013-06-26  

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