研究概要 |
(1) ・OHの定量;検体20μ1を用いて、電気化学検出器ECD(ESA Coulochem MODEL5100A, Analytical cell5010, Guard cell5020)を装備した高速液体クロマトグラフィー(図2)にてSalicylic acidと・OHの反応生成物である2,3-および2,5-DHBA(dihydroxybenzoic acid)を測定し、in vivoにおける・OH生成量を測定した(aromatic hydroxylation)。分析条件としては、送液ポンプ:島津製作所LC-10AT、分離カラム:ODS 120T(東ソー)150×2.4mmI.D., 送液流速:1ml/minの条件下に、移動相は1L中にheptane sulfonic acid salt1.5g, Na.EDTA0.1g, trietylamine 3ml, acetonitrile 125mlを含み、リン酸にてpHを2.8に調整したものを使用した。 (2) NOの測定;検体10μlを用いてNOの定量をGriess法(硝酸イオンおよび亜硝酸イオンのジアゾ化反応吸光度測定方式)にて、高速液体クロマトグラフィーENO-20(Eicom社)とシステムコントローラーPower Chrom(Eicom社)を用いて、NOxとして測定した。移動相は10%methanol, 0.15M NaCl, 0.15M NH4Cl,0.5g/l 4Na-EDTAを含み、反応液は1.25%HCl, 5g/l sulfanilamide, 0.25g/l N-naphthylethylendiamineを含む溶液を作成した。
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