研究課題
基盤研究(C)
炎症性サイトカイン受容体であるCXCR2の肝内胆管癌における関与および制御による増殖抑制について検討。肝内胆管癌細胞株を用いて増殖、遊走、浸潤へのCXCR2の関与をSiRNAおよびCXCR2アンタゴニストを用いて検討した。ヒト肝内胆管癌細胞株をマウス皮下に移植し、in vivoにおけるCXCR2制御による腫瘍への影響を検討。結果:CXCR2 SiRNAおよびアンタゴニストを用いたCXCR2制御群では腫瘍の増殖、遊走、浸潤が抑制された。また皮下移植モデルにおいてはアンタゴニストを用いて制御することでその増殖能の抑制が可能であった。ケモカインレセプターであるCXCR2の制御は、肝内胆管癌の新たな治療戦略になりうる。
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